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神君(家康)公
御返書

この書状は徳川家康公が、使者を遣わして第8世霊譽円応上人に渡したものとされています。
文面を見てみると「帰陣為見舞 遠路之所入念 夫僧為悦候 委細全阿弥 可申候謹言」とあり、日付については書状には書かれていないものの、円応上人が書いた文によれば、文禄2(1593)年であるとされています。

また日付は「閏九月廿八日 家康御判(花押)」とあります。
この書状は、当時加藤清正公とともに朝鮮を攻めた際に、家康公が同年8月に帰京し、その後使者を遣わして、この書状を円応上人に渡したものと思われます。