御忌まつり 2019.04.15 今年も恒例の「御忌大法要」を行い、25日から27日にかけて「御忌まつり」として子どもたちの楽しみにしている縁日を行います。 日程 日時 平成31年4月25日(木) 午前10時30分 円光東漸大師渡御・稚児行列出発 午前11時30分 稚児聖水灌頂式(本堂) 午後12時 清興 午後1時 法話 大本山布教師 佐藤雅彦上人 午後2時 御忌大法要(本堂) 4月25日~27日 御忌まつり・縁日 ※香衣大師渡御・稚児行列は、午前10時30分に出発地である東漸寺幼稚園を出発し、街を行脚いたします。 お時間のございます方は、ぜひ沿道や参道にてご覧いただければ幸いです。 御忌(ぎょき)大法要とは… 御忌大法要とは、浄土宗の宗祖で、鎌倉仏教の開祖ともいわれる法然上人(1133~1212)の忌日法要を意味いたします。 御忌という言葉は、もともと天皇や皇后のご命日に限って使用されていました。法然上人のご命日に限って「御忌」と称するのは、太永4年(1524)に後柏原天皇が法然上人の徳風が天下に普きことをお知りなされて「今より後、孟春の月に遭わば、宜しく京畿の門葉を集会して一七日昼夜、法然上人の御忌を修せしむべきなり。」と詔勅を下賜されたことによります。 これを「太永の鳳詔」と称し、以後、浄土宗の大本山で、法然上人の忌日法要を御忌大法要と称し、盛大に営むことになりました。 法然上人ほど当時いろいろな階層の人々から慕われた方はありません。 法然上人がひとたび吉水の御坊で説法をされると、念仏の声は、台地に水がしみこむように巷に広がり、僧俗、男女を問わず、すべて人々に生きる喜びの声として迎えられました。 阿弥陀如来のご本願―絶対的な救いの力として「南無阿弥陀仏」のご名号を唱導し、その教えを広められた法然上人。 御忌会は法然上人を偲びご恩報じの念仏供養する、浄土宗で大事な法要なのです。 東漸寺で御忌大法要を奉修するようになったのは、享保20年(1735)、当山23世鸞宿上人の時、かねてより関東化縁の墾望のあった京都東山の長楽寺に安置されていた「香衣円光東漸大師(法然上人)の遺像」を増上寺に遷座したのち、名僧をたびたび輩出した檀林寺院である当山に寄附をされてからです。 その当時の寄附書状並びに御忌大法要奉修嘆願の連判状、香衣円光東漸大師の謂れ書等は、当山宝藏に大切に保存されております。 当時は、「香衣円光東漸大師の遺像」を担いで、約1カ月かけて当山の末寺32カ寺を巡り、4月25日に当山に戻り、浄土宗僧侶や信者だけではなく、各宗の僧侶も随喜して御忌大法要を奉修していたといわれています。 現在は交通事情により、お練りは東漸寺界隈で行い、4月25日にのみに行われております。 江戸時代より、東葛一円の人々に「御忌のおまつり」として長く親しまれ、大法要の日を機に3日間(毎年4月25日より27日まで)、参道や町に多数の植木市や露店がにぎやかに立ち並ぶ御忌の日。戦前は東葛一円では、学校が休みになっていたほど楽しみにしていたと言われています。 参詣の人々は第一礼装で当山を訪れ、地元小金では、お嫁にいっていた娘が小金の実家に帰り、草餅をつくり、集まった親戚の人たちに振る舞うというような慣習も伝わっています。 そして、「智慧第一の法然房」といわれ、さまざまな人々を救った法然上人と結縁し、無病息災を祈るために毎年行なわれる稚児まいりは、4月20日までに参加要領に基づき申し込めば、3才~7才の子供たちならば、どなたでも参加できます。 初詣は東漸寺へ 第20回「小金宿ぶらり市」が紹介されました 新着記事 お知らせ一覧 2024.02.20 東漸寺サクラ(川津桜)が開花しました 2023.12.18 令和6年 正月御祈願について 2023.12.18 令和5年 除夜の鐘について 2023.05.30 現在の紫陽花開花情報 2022.12.19 令和5年 正月御祈願について